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辞めると言えないまま、また朝が来る。
上司の顔が浮かぶと、言葉が喉の手前で止まります。そういうときの選択肢が退職代行です。
ただ、調べると業者が大量に出てきます。料金も18,000円台から29,000円まで幅があり、どれを選べばいいのかわかりません。
じつは料金より先に見るべきところがあります。それが「誰が運営しているか」です。
本記事では、4社の公式サイトに書かれている情報だけを整理しました。
結論:男性は「男の退職代行」、女性は「わたしNEXT」

先に結論を書きます。4社を並べたとき、最初の候補になるのはこの2つです。どちらも同じ労働組合が運営しており、性別で窓口が分かれているだけの関係にあります。
- 男性なら「男の退職代行」|労働組合が直接運営していて会社と交渉でき、4社で最安。24時間受付、翌月後払いに対応
- 女性なら「わたしNEXT」|運営元も料金も男の退職代行と同じ。女性専用で、無料の転職サポートが付く
- 弁護士の関与にこだわるなら「退職代行Jobs」|顧問弁護士の指導のもとで運営。上の2社より高いぶん、その体制を買う形
退職代行おすすめ4社の比較表

4社を並べました。サービス名から各社の解説へ飛べます。
| サービス | 運営元 | 料金(税込) | 受付時間 | 交渉 |
|---|---|---|---|---|
| 男の退職代行 | 労働組合 | 18,800円/21,800円 +組合費1,000円 | 24時間365日 | できる |
| わたしNEXT | 労働組合 | 18,800円/21,800円 | 24時間365日 | できる |
| 退職代行Jobs | 民間企業 +労働組合 | 27,000円/29,000円 | 24時間365日 | 安心パックなら |
| ニコイチ | 民間企業 | 27,000円 | 7:00〜23:30 | 記載なし |
料金が2つ並ぶものは、雇用形態で金額が変わります。安いほうがアルバイト・パート、高いほうが正社員・契約社員・派遣社員です。
退職代行は「運営元」で3タイプに分かれる

ここが料金差より大事な部分です。運営しているのが誰かで、できることの範囲が変わります。
民間企業:伝えるだけ

あなたの退職の意思を、会社に伝えます。できるのはそこまでです。
交渉はできません。「有給を全部使いたい」と伝えても、会社が断ればそこで止まります。
ただし、辞めるだけで有給も残っていないなら、このタイプで足ります。安く済ませられます。
労働組合:交渉できる

労働組合には団体交渉権があります。有給の消化や退職日について、会社と話し合いができる立場です。
今回の4社では、男の退職代行とわたしNEXTがこのタイプにあたります。退職代行Jobsも、上位プランで組合に加入する形をとっています。
弁護士:請求までできる

未払いの残業代を請求したい。パワハラで損害賠償を考えている。ここまで来ると弁護士の領域です。
退職代行では扱えません。会社ともめる可能性が高いと感じているなら、はじめから弁護士事務所を探すほうが早道です。
男の退職代行|男性専用で、後払いに対応

男性だけを対象にした退職代行です。労働組合の「toNEXTユニオン」が運営しています。
| 運営元 | toNEXTユニオン(合同労働組合) |
| 料金 | アルバイト・パート 18,800円 正社員・契約社員・派遣社員など 21,800円 (別途 組合費1,000円) |
| 受付 | 24時間365日 |
| 返金保証 | あり |
| 支払い | 銀行振込/クレジットカード/PayPal/コンビニ決済/楽天ペイ/PayPay/Amazon Pay/キャリア決済/翌月後払い |
| 実績 | 6万件以上 |
よいところ

労働組合そのものが運営しているので、会社と交渉できます。それでいて4社で最安の価格帯です。
支払い方法の多さも目を引きます。とくに翌月後払いが使えるのは実務的です。
辞めたいタイミングと給料日は、たいてい噛み合いません。手元に2万円がないから動けない、という状態を避けられます。
気になるところ

組合費1,000円が別途かかります。公式サイトの料金表示だけを見ていると、支払い時に「あれ」となる部分です。
とはいえ、合計しても22,800円です。27,000円の2社より安く収まります。この1,000円は、交渉できる立場を手に入れるための費用と考えれば納得できます。
もうひとつ、男性しか使えません。女性は次に紹介する「わたしNEXT」が受け皿になります。
わたしNEXT|女性専用で、転職サポートまでつく

「男の退職代行」と対になる女性専用のサービスです。運営元も料金体系も同じで、窓口が分かれている関係にあります。
| 運営元 | toNEXTユニオン(合同労働組合) |
| 料金 | アルバイト・パート(社会保険未加入)18,800円 正社員・契約社員・派遣社員など 21,800円 |
| 受付 | 24時間365日 |
| 返金保証 | あり |
| 後払い | 可(翌月後払い、コンビニ後払いなど) |
| そのほか | JRAA(日本退職代行協会)特級認定/無料の転職サポート付き/実績6万件以上 |
よいところ

交渉できる立場と最安の価格帯は、男の退職代行とまったく同じです。そこに無料の転職サポートが乗ります。
辞めたあとの職が決まっていないと、退職そのものに踏み切れません。ここを一緒に見てもらえるのは大きな差です。
気になるところ

公式サイトには、月額3,300円のサブスク「ヤメホー」(年2回まで)も並んでいます。選択肢が増えて迷います。
判断はかんたんです。1回きりの利用なら通常プランを選んでください。サブスクは、繰り返し使う想定の人向けの設計です。
退職代行Jobs|弁護士監修と労働組合、両方から支える

民間企業が運営し、顧問弁護士の指導を受けています。必要に応じて労働組合へ引き継ぐ、という二段構えです。
| 運営元 | 株式会社アレス(顧問弁護士が指導) |
| 連携する組合 | 合同労働組合ユニオンジャパン |
| 料金 | シンプルプラン 27,000円 安心パックプラン 29,000円(組合費4,000円) |
| ほかのプラン | ペア or グループ 19,800円 入社辞退・入社3日以内の退職 19,800円 |
| 受付 | 24時間365日 |
| 返金保証 | あり |
よいところ

ペア or グループプランの19,800円は、ほかの3社には見あたりませんでした。同じ職場から複数人で抜けるケースを想定した設定です。
入社直後に辞める場合の19,800円プランもあります。入社3日以内という条件つきですが、該当するなら安く済みます。
気になるところ

4社でもっとも高くなります。交渉まで求めるなら安心パックプランになり、29,000円です。男の退職代行との差は6,200円あります。
この差をどう見るか。弁護士が監修する体制と、組合への引き継ぎの両方が用意されている点に価値を感じるなら、選ぶ理由になります。ひとりで抱えて動く不安が強い人には向いています。
ニコイチ|創業21年、実績の数がとびぬけている

4社でもっとも歴史が長いサービスです。株式会社ニコイチが運営しています。
| 運営元 | 株式会社ニコイチ |
| 料金 | 27,000円(雇用形態を問わず一律) |
| 受付 | 7:00〜23:30(年中無休)/WEBフォームは24時間 |
| 返金保証 | あり |
| 実績 | 累計68,343人以上(年間7,135人)/創業21年 |
よいところ

公式サイトに累計68,343人という数字が出ています。「実績多数」ではなく、桁まで書いてあるのは珍しい部分です。
料金は雇用形態を問わず一律で、追加料金なしと明記されています。有給消化の希望も会社へ伝えてもらえます。
気になるところ

2つあります。ひとつは受付が24時間ではないこと。電話は7:00〜23:30までです。
深夜に決心したときは、WEBフォームからの申し込みになります。ここは24時間受け付けているので、動けなくなるわけではありません。
深夜に決めた場合の動き方は退職代行で即日退職はできる?4社の受付時間と当日の流れでくわしく整理しています。
もうひとつは、労働組合や弁護士との連携について、公式サイトに記載が見あたらない点です。交渉を前提にするなら、ほかの3社を検討してください。
逆に、交渉するつもりがなく、ただ辞めたいだけなら問題になりません。長く続いている安心感を取る選び方もあります。
申し込む前に決めておきたい3つのこと

先にこの3つを決めておくと、迷う時間が減ります。
| 決めておくこと | 判断の目安 |
|---|---|
| 有給を消化したいか | 使いたいなら労働組合が関わっているサービス。伝達だけのタイプは、会社が断った時点で終わる |
| いつ動きたいか | 深夜に電話で相談したいなら24時間対応の3社。ニコイチの電話受付は23:30まで |
| お金をいつ払えるか | 手元にないなら後払い対応の男の退職代行かわたしNEXT。給料日を待たずに動ける |
退職代行のよくある質問

公式サイトの記載から答えられる範囲でまとめました。
- 料金以外にお金はかかりますか
男の退職代行は組合費1,000円が別途かかります。退職代行Jobsの安心パックプランには組合費4,000円が含まれています。ニコイチは追加料金なしと明記されています - 辞められなかったらどうなりますか
4社とも全額返金保証をかかげています。ただし条件は各社でちがうので、申し込む前に確認してください - 安い会社と高い会社は何がちがいますか
本記事の4社にかぎれば、価格の高さと交渉できる範囲は比例していません。最安の男の退職代行が、交渉できる労働組合の運営です。価格差は弁護士の関与や運営歴の長さから生まれています
まとめ

退職代行を料金で並べると、18,800円から29,000円まで1万円ほどの幅があります。ただ、この差はできることの差ではありません。
最安の男の退職代行が、交渉できる労働組合の運営でした。ここを知らずに「高いほうが安心だろう」と選ぶと、余計に払うことになります。
- 男性なら男の退職代行
- 女性ならわたしNEXT
- 弁護士の関与にこだわるなら退職代行Jobs
明日また同じ朝を迎えるかどうかは、今日決められます。
※料金とサービス内容は、各社の公式サイトの掲載内容にもとづいています。プランの条件や組合費の要否は変わることがあるため、申し込む前に各公式サイトで確認してください。
※本記事は各社が公表している情報を整理したものです。退職の可否や結果を保証するものではありません。

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