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退職代行を使ったその後はどうなる?手続きと次の仕事の探し方

退職代行を使ったその後|手続きと次の仕事

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依頼して、出社しなくてよくなった。

そこで終わりではありません。書類が届き、保険を切り替え、次の仕事を探すことになります。期限がある手続きも混ざっています。

本記事では、退職代行を使ったあとに起きることを、連絡・書類・お金・次の仕事の4つに分けて整理しました。

目次

結論:やることは4つだけ

退職代行を使ったあとにやること

順番に片づければ終わります。多いように見えて、実際に動くのは1〜2日ぶんです。

会社から直接連絡は来るのか

会社から直接連絡は来るのか

いちばん多い不安がこれです。

退職代行に依頼すると、会社とのやりとりは業者が窓口になります。「本人に直接連絡しないでほしい」という意思も、あわせて伝えてもらえます。

ただし、会社が連絡してくること自体を止める強制力はありません。法律で禁止された行為ではないので、電話が鳴る可能性は残ります。

会社の対応は、実は一律ではありません。東京商工リサーチの企業アンケート(2026年4月・有効回答6,425社)では、こう分かれました。

退職代行から連絡が来たときの対応社数割合
業者を間に挟んで手続きを進める1,696社41.3%
非弁行為の可能性があるので取り合わない1,248社30.4%
業者からの連絡内容に従う1,161社28.2%

3割近い会社が、業者からの連絡そのものに取り合っていません。こうなると、会社は本人に直接かけてきます。

労働組合や弁護士が窓口だと、この門前払いは起きにくくなります。

実務的な対処は3つ。

  • 出る必要はありません。折り返す義務もなし
  • 着信があったら代行業者へ連絡。もう一度、会社に申し入れてもらえます
  • 自分で対応すると話が二重になる。窓口は一本に絞る

実際にどんな連絡が来るのか。Xで「退職代行 会社から電話」「退職代行 その後」など18の検索語を使い、2026年8月時点の投稿192件を集めて読みました。会社側の反応には、はっきりした型があります。

会社から言われたこと実際のところ
「こんな辞め方をするなら懲戒解雇にする」退職の意思表示のしかたに法律上の決まりはない。代行を使ったこと自体を理由にした懲戒解雇は認められにくい
「直接出社して説明しろ」応じる義務はない
「給料は手渡しだから取りに来てほしい」就業規則にそう書いてある会社は実在する。ただし来社を強いる根拠にはなりにくい。振込か郵送を代行業者から申し入れてもらう

3つ目はYahoo!知恵袋にも同じ相談が上がっていました。会社に行かずに済ませたくて依頼したのに、これでは意味がありません。給与の受け取り方は、依頼の時点で希望を伝えておくのが早道です。

もうひとつ、知恵袋で見つけた実例。退職後に振り込まれた給与から、クリーニング代として約10万円が引かれていた、というものです。同僚に確認したらクリーニング業者は入っていませんでした。賃金は全額を支払うのが原則(労働基準法24条)で、労使協定のない天引きは認められません。明細は必ず確認してください。

ここで効いてくるのが運営元です。労働組合が関わっているサービスは、会社と交渉できる立場にあります。伝えるだけのタイプだと、押し返す力がありません。

くわしくは退職代行おすすめ4社を比較で整理しています。

書類を受け取り、貸与品を返す

退職後に受け取るものと返すもの

退職代行は、書類のやりとりそのものを代行するわけではありません。郵送でのやりとりになります。

離職票はいつ届くのか

離職票が届くまでの目安

失業保険を受け取るには離職票が要ります。これがないと手続きが始まりません。

会社は退職者が出たあと、ハローワークへ書類を提出します。そこから離職票が発行され、本人に郵送されます。手元に届くまで2週間ほどみておくのが一般的です。

会社が守るべき期限は、法律で決まっています。

書類・手続き期限根拠
離職票(資格喪失届・離職証明書の提出)資格喪失日の翌日から10日以内雇用保険法施行規則7条
源泉徴収票の交付退職の日以後1か月以内所得税法226条
退職の効力申し入れから2週間で退職できる民法627条1項

会社が10日以内に動けば、離職票は2週間ほどで届く計算です。1か月たっても来ないなら、会社側が手続きをしていない可能性が高いということになります。

届かないまま放置しないでください。3週間を過ぎても来ないなら、代行業者を通して催促するか、ハローワークに相談を。会社が動いていなければ、ハローワークから確認が入ります。

あわせて届くのが源泉徴収票。年内に転職するなら新しい勤務先へ、しないなら確定申告に使います。

私物と貸与品はどうするのか

私物と貸与品のやりとり

会社に置いてきた私物は、郵送で送ってもらうのが基本です。取りに行く必要はありません。

Xで集めた投稿のなかで、いちばん多く出てきた実務の話がこれです。依頼する前に、私物は少しずつ持ち帰っておく。

理由は単純で、置いたままだと着払いで送られてくることがあるから。「経験者からのお節介」と前置きして書いている人もいました。ロッカーの中身を数日かけて減らしてから依頼した、夜のうちに取りに行った、という投稿も複数あります。

捨てていいものは置いていく。持ち帰るものだけ先に回収する。この仕分けを依頼前に済ませておくと、あとのやりとりが1往復減ります。

逆に、こちらから返すものもあります。

返すもの受け取るもの
健康保険証、社員証、鍵、制服、PC、携帯、名刺離職票、源泉徴収票、年金手帳(預けている場合)、私物

返却は郵送で構いません。追跡できる方法を選んで、送った記録を残しておくと安心です。

デスクの中身が多い場合は、依頼する時点で「私物を送ってほしい」と伝えておくとやりとりが1往復減ります。

保険と年金を切り替える

保険と年金の切り替え手続き

ここだけは期限があります。ほかは後回しにできますが、これは先にやってください。

手続き期限の目安どこで
健康保険(国民健康保険へ切替)退職の翌日から14日以内市区町村の窓口
健康保険(任意継続を選ぶ場合)退職の翌日から20日以内加入していた健康保険組合など
国民年金退職の翌日から14日以内市区町村の窓口
失業保険の申請離職票が届いてからハローワーク

健康保険は2つの選択肢があります。国民健康保険に切り替えるか、前の会社の保険を任意継続するか。どちらが安いかは前年の収入と扶養家族の人数で変わるので、市区町村の窓口で両方の金額を聞いて比べるのが確実です。

任意継続は20日を過ぎると選べなくなります。迷っているうちに期限が来るケースが多いので、届いた書類は開けてください。

失業保険は離職票が届いてからの手続きです。自己都合の退職でも受け取れますが、支給が始まるまでに待期期間があります。

退職代行を使うと、次の就職で不利になるのか

退職代行の利用と次の就職

辞めたあとに気になるのが、ここだと思います。結論を先に書くと、書類には残りません。ただし企業側の本音は、はっきり分かれています。

企業の75.3%は「採用に影響する」と答えている

企業アンケートの結果

東京商工リサーチが2026年4月に実施した調査に、はっきりした数字が出ています。「求職者が前職で退職代行を利用したと分かったら採用に影響するか」という設問です(回答5,256社)。

回答社数割合
採用に慎重になる2,595社49.3%
採用しない1,368社26.0%
採用に影響しない1,250社23.7%
採用に積極的になる43社0.8%

合わせて75.3%が厳しい見方をしています。目をそらしても仕方がないので、先に書いておきます。

ただしこれは、あくまで「分かった場合」の数字です。

出典:東京商工リサーチ「ゴールデンウィーク明け、『退職代行サービス』の利用は慎重に」(2026年5月)

履歴書にも離職票にも、代行を使った記録は残らない

履歴書と離職票に代行の利用は載らない

退職代行を使ったことは、書類のどこにも書かれません。

書類書かれている内容
履歴書入社日と退職日、退職の事実だけ
離職票離職理由の区分(自己都合など)だけ
源泉徴収票支払金額と税額だけ

では、どこから伝わるのか。ありうるのは次の3つです。

  • 自分でSNSに書いてしまう
  • 前の会社と応募先に人のつながりがある
  • リファレンスチェックに同意する

逆に言えば、この3つを避けるかぎり、こちらから言わないと伝わりません。

聞かれてもいない退職方法を、面接で自分から話す必要はありません。辞めた理由だけ、答えられるように整理しておけば十分です。

次の仕事をどうするか

退職後の転職活動をどう進めるか

辞めてから探すか、辞める前から動くか。多くの人が迷うところ。

退職代行を使う状況では、そもそも次を探す余裕がないまま辞めることになりがちです。先に休んでいいと思います。ただし、失業保険には受給期間の上限があるので、無限に空けられるわけではありません。

ひとつ実務的な話を。退職代行のなかには、無料の転職サポートが付いているものがあります。

女性向けのわたしNEXTがそれ。退職の手続きと次の仕事探しを、同じ窓口で進められます。辞めることと探すことを別々に動かすのがしんどいなら、最初からこちらを選ぶ手もあります。

まだ辞めていない段階なら、退職代行で即日退職はできる?もあわせて読んでください。

まとめ

退職後にやること4つのまとめ

退職代行を使ったあとにやることは4つです。

  • 会社から連絡が来ても、出ずに代行業者へ回す
  • 離職票は2週間ほど。届かなければ催促する
  • 保険と年金は14日以内。任意継続を選ぶなら20日以内
  • 次の仕事は焦らなくていい。ただし失業保険には期限がある

期限があるのは3つ目だけです。ここだけ先に片づけてしまえば、あとは自分のペースで進められます。

どのサービスを選ぶかは退職代行おすすめ4社を比較にまとめています。


※手続きの期限や必要書類は制度改正や個別の事情で変わることがあります。実際の手続きは、市区町村の窓口やハローワークで確認してください。

※本記事は一般的な情報を整理したものであり、法律上の助言ではありません。

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